旅程
宿~登龍峠~大越園地(みはらし台)~八丈小島展望台~ふれあい牧場~八丈富士登山道~八丈富士山頂~お鉢巡り~浅間神社~大坂トンネル展望台~生蕎麦千両~裏見ヶ滝~裏見ヶ滝温泉~名古の展望台~宿~梁山泊~八丈ストアー~宿
リゾートホテルで朝食を
朝起きたらちょっと天気が回復。
朝食会場からはリゾートっぽい風景が見えました。
朝食は特に名物がある訳ではなく普通のビュッフェ。
登龍峠
お天気が良いなら!と昨日は訪問諦めていた登龍峠へ。
八丈一周道路という道をそれこそ龍の如く蛇行しながら登っていき、途中龍の絵が描かれた壁なんかも見つつ、途中、一台の車ともすれ違わず展望台到着。
確か、この先の末吉地区に続く道は山道で携帯も使えない、とのことだったので、あまり人も住んでいないみたい。
思いっきり、良い眺めが広がっている!
・・・というのは嘘で、写真は夕方リベンジして撮影したもの。(朝一は雲が多くて今一つでした。)
大越園地(みはらし台)
島の反対側(宿泊しているホテルがある方)なら天気が良かったよね?ということで、島の北側へ。
大越園地というアロエ畑があり、なんか、おしりの型?みたいなモニュメントが建つ小学校跡地。説明書きを見るとりんごっぽいが・・・何故にりんご?
大越鼻灯台が見える、みはらし台へ。
八丈小島展望台
そのまま急な坂道を登り、八丈小島展望台へ。
八丈小島が正面に見え、夕日が綺麗な観光スポットのようです。
八丈小島は今は無人島になっているそうだが、こういう島を買って家を建てて、一人暮らし・・・。無理かな。
ふれあい牧場
坂を登りきると、西山(八丈富士)の周りを一周する鉢巻道路に出ます。
この道路を半周して八丈島の中心部を俯瞰できるふれあい牧場へ。
牧場の先端の展望台まで緩やかに下る遊歩道が続いていて、『このまま、グライダーで街の方まで飛んでいったら気持ちいいかも』などと思いました。
八丈富士登山道
せっかく八丈島に来たのだから、隅々まで観光し尽くすつもり。
山があるなら登りましょう。と思って登山道に来たのですが、なんか観光地というか、登山口からしっかり登山道な雰囲気。お鉢めぐり分岐点まで50分。延々、石段が続く。1280段もあるらしい。途中すれ違った人1名。石段は急だが、それほど大変、という登山でもない?
お鉢巡り
着いた!と思ったら火口をぐるっと一周するお鉢巡りコースの起点だったようで、八丈富士の山頂はお鉢巡りの途中にあるらしい。
ここで、2人連れの女性登山客を見かけた。「完全制覇したねぇ。」と話しているあたり、お鉢めぐりを終えたところらしい。お鉢を見ると、登山客の姿が数組。
左に行くと山頂まで15分らしいが、どうせ1周するのなら、と右に歩き始めてしまう。これが大分間違い。
すぐに2組の登山客とすれ違ったが、「いや、思ったよりかなり大変ですよ。」と言われる。
まぁ、確かに既に丈の高い低木の間を進んできてハイキング、という生易しいものではない気がしてきていますが。。
先ほどまで晴れていた天気もなんだか雲行きが怪しくなってきて・・・
風が強くなり、雷が鳴りだし、霰が降り始める。
こういう、ホントの登山道を一周する訳で、軽装で挑んだことを後悔。
眼下には宿泊しているホテルが見えたりする距離なのに、ここで遭難とかしたらシャレになりません。。
八丈富士山頂
どうにか霰混じりの風雨を岩陰に15分程立ち止まってやり過ごし、お鉢めぐりの4分の3を過ぎた辺りに、石柱が。着いた!
ココが八丈富士の山頂です。
山頂というか、火口が丸く続いているお鉢の一番高いところ。
良かった。無事登頂出来て。。
浅間神社
無事お鉢巡りのスタート地点に戻ってきたのですが、お鉢を火口側に降りていくと、神社があるらしい。
毒を食らわば皿まで。火口内部へ下っていく。
勿論というか社殿などはなく、小さな祠があるのみ。
富士だけに浅間神社。こんなところにも神社作ってしまう日本人の信心深さよ。
ひとまず、無事下山できそうなことに感謝。
生蕎麦千両
無事下山して、島の南側へ向かい、道路沿いにあるお蕎麦屋さんへ。
人気店のようで、お昼をちょっと過ぎているが混んでいる。天ざる蕎麦。明日葉の天ぷらがさくさくで美味しい。
大坂トンネル展望台
天気が良くなったので、少し引き返して八丈島一番の絶景スポットであると思われる、大坂トンネル展望台へ。
八丈島一周道路の逢坂橋という長い長い坂道になっている橋の途中に展望台があります。
八重根港と昨日訪問した南原千畳敷、海の向こうに八丈小島が望めるビュースポット。晴れていると一段と島の緑と海の碧が引き立つ。
ここは是非行ってみてください。
裏見ヶ滝
おなかも膨れてほっと一息ついたところで、『裏見ヶ滝』へ。
その名の通り、滝を裏側から見られるよう遊歩道が整備されている。
もっとどどどーっと流量のある滝を想像していたのですが、少量の水がしとしと落ちている感じ。そのまま遊歩道を進むと表側からも滝を見られます。
裏見ヶ滝温泉
滝の反対側にある入浴料無料の温泉。
混浴で水着着用が必須です。道路の反対側の公衆トイレに脱衣所が併設されておりそこで水着を着用し階段を下りて温泉へ。
小さな温泉ですが、川の音が聞こえる秘湯のようで、地元のダイバーの方々が入浴しに来られていました。
その方々の会話を聞いていたら、
・島の天気は変わりやすい。島の片側では道が白くなる位霰が降ったが、反対側はお天気ということも。
・どんなに晴れていても布団を干して外出など出来ない。いつ雨が降るかも知れない。油断禁物。
・海の温度が高いと釣果もイマイチ。
・1日に3便飛行機が飛ぶとはいえ、島の暮らしは健康第一。内地の医者に掛かるとしても、行くだけでも結構な出費に。
・ダイビングスクールも後継者不足。若いダイバーも最近あんまり居ない。
などなど。後に「流されて八丈島」という漫画でも読む内容がリアルに会話されていた。
名古の展望台
登山の疲れを癒したところで、更に島の奥、名古の展望台へ。
八丈八景の一つ、だそう。
崖の下に洞輪沢(ほらわざわ)漁港と温泉が見えます。
八丈ストアー
買物をしたくて、八丈ストアーへ。日用品も取り扱う大きめなストアー。
島寿司の他、惣菜コーナーも充実しており、この位の規模のお店があるのであれば生活に不便はなさそう。
日本食をしこたま買い込み、(買ってる内容がレトルト食品だとかフリーズドライ食品だとか、ラーメンだとか、おおよそ観光客の買い物とずれていて、「このヒト何者?」という感じだったと思われる。しょうがないじゃん。明日羽田で買い物する時間ないし。)宿に戻って一休み。
島の天気
夕食時にお酒を飲みたいのでレンタカーを借りておきながら島の中心街とホテルの行き来は連日タクシーを利用したが、それなりに距離があるので合計するとレンタカーを1日借りたような値段になりました。ホテルの周囲には飲食店が無いので已む無しなのですが。。
突然バチバチ降り始めたな、と思って窓の外を見ると霰で、一瞬にして道路が白く染まっていました。島の天気は本当に変わりやすいらしい。
南国に霰?と驚きましたが、よくよく考えると緯度はブログ著者の故郷の長崎より北にあるんですよね。
瑚庵
月曜定休ということで開いてるだろう(今日は日曜日)、霰の中洋風のお店に到着すると「暗い。」お休みらしい。まぁ、オフシーズンだしな。
何となく島時間に慣れてきたというか、ここで『明日八丈島を去るのに、今日ここで夕食食べなかったら何時食べるんじゃい!』とかいうせかせかした気持ちで居たらいけない事が分かってきました。
ということで、タクシーの運転手さんもおススメ、近くの大吉丸さんへ行くことに。
大吉丸
日曜の夜らしく、地元の団体客の宴会と連れ飲み客がいるだけで、観光客は拙者だけ。まぁ、そうだわな。
おまかせ刺盛りと、島唐辛子の出汁巻き卵、明日葉サワー等を頂く。
お刺身は、まぁ普通。(出身が魚が美味い処なので、刺身に対する評価が辛い。)
出し巻き卵がふんわりした中に、唐辛子がピリリと辛く美味だった。出し巻きは名物料理にしたら流行りそうな気がするんだがなぁ。
タクシー
行きがけに送ってもらったタクシー運転手に名刺を貰ったので、帰りもホテルまで送ってもらうことに。
運「お客さんどちらから?」
私「実は、海外で働いてまして、韓国からなんですよ。」
とありきたり(?)の会話を交わすと
運「実は私の女房も韓国人なんですよ。」という衝撃の発言。
韓国の連休中の日本旅行ですが、ここ八丈島では流石に韓国人も中国人も見かけないなぁ、と思っていたら縁は異なもの。
ホテルの大浴場
日曜日の夜で宿泊客が少ないようでホテルのお風呂貸し切り状態。
そこまで寒くはないですが、冬の露天風呂。最高です。
残念なのは、大浴場の営業時間が夕方16時から23時と夜だけなので、せっかく海を一望できる立地なのにもったいない限り。
三日目に続く。
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