制度改良か?改悪か?
今度は住信SBIネット銀行から「2021年6月1日から優遇サービス『スマートプログラム』のランク判定条件・特典内容を変更するよ。」とのメールが到着。
(詳しくは住信SBIネット銀行のページを参照ください。)
先日三菱UFJ銀行の「メインバンクプラス」の商品改定の案内があったばかり。春は色々制度の見直しがある時期ですね。どちらも6月1日から改定というのは何か理由があるのかな。
変更された内容は次の2点。
①ランク判定条件の変更
ランク2以上になるには「スマート認証NEO」の登録が必須になる。
②付与特典の変更
ランクごとの無料回数が増加。ただし、これまでは出金回数のみカウントだったが、変更後は入金回数もカウント。
①は「スマート認証NEO」の登録をほぼ強制するもの。これまではスマホの生体認証機能を利用した認証システムである「スマート認証NEO」を使用していなくても預金残高等により上位ステージに認定されていましたが、ステージ2以上になろうとすると登録が必須となります。
頑なにフィーチャー・フォンを使っていたり、生体認証機能がないスマホを使っている方には登録できないケースもあるかと思いますが、元々ネット銀行なので、口座を開いておきながらここがクリアできないという顧客はごく少数派だろうと思います。
逆に、認証システムの登録さえしておけば誰でもランク2になれるので、預金残高30万円以上も置いておきたくないというライトユーザーには改良だと思います。
②はこれまでATMでの入金は何回行っても無料だったところ、入金も出金も回数としてカウントされることになります。(いるかは分かりませんが)週に何回も入金をするという方には改悪?
ですが、ステージ2でも他行あて振込手数料が月3回⇒月5回まで無料になるのは改良。
結果、
- ネット銀行を使いこなせる程度のITスキルは持っている
- 副業用の口座などで入金回数が多い等、特殊な使い方をしていない
- 口座に30万円以上の預金を置いておきたくない
方には概ね改良となると思います。
スマート認証を必須とすることでセキュリティレベルも確保されると思われるので、改良と言って良いかと考えます。
ブログ著者は外貨の購入時のスプレッドが小さく、SBI証券・SBIネオモバイル証券との連携が良いので既に住信SBIネット銀行を利用していますが、徐々に他の先発組のネット銀行から資金が流れてきています。
ではまた。
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