S&P500の過去20年の平均利回りは年6.78%
人気のインデックスS&P500の過去20年の平均利回りは年6.78%です。
ここ数年、長期投資の最適解として認知度が向上し絶好調で2021年の上昇率は+26.89%にもなりました。
2020年末 | 2021年末 | 2022年末 |
3,756.07 | 4,766.18 | ? |
+16.26% | +26.89% |
ここ数年、米国インデックス投資を始めた方は日に日に含み益が増えていき「米国インデックス投資しか勝たん」状態だった訳ですが、2021年末から2022年1月の調整局面で一気に夢から醒めた方も多いかと思います。
そこで、狼狽売りに走らないように、もし2022年に好調だった2021年の反動が来てS&P500指数が下落した場合どの程度まで下落するのか、最も大雑把に試算してみます。
2020年末 | 2021年末 | 2022年末 |
3,756.07 | 4,010.73 | 4,282.66 |
+6.78% | +6.78% | |
4,766.18 | 4,282.66 | |
+26.89% | ▲10.14% |
おや?『2021年に26%も上昇したのだから、2022年は20%位下落しても不思議ではない』と結論付けるつもりが、10%程度の下落と、思った程下落しませんね。
ここ数年の伸びが異常
というのも、年6.78%の利回りというのは過去20年の平均なのですが、S&P500のチャートを見ると分かる通り、異常な伸びを示している直近数年を含んだ数値だから、なのです。
当面は米国経済が強い状況が続くと予想されるものの、成長は鈍化するであろうと予想されています。
過去は参考にはなるけれど・・・
過去のデータは参考になりますが、未来を予測することはできないという結論になります。
ただ、未来は予測できないのでS&P500がどのくらいまで下がるのだろうと推測することが無意味かというと、そうでもないと考えます。
自分なりの推測値を持っていると、「3日続落。年初から〇%も株価下落。時価総額で〇兆円が消える。」などという過激なアオリ記事を見ても「ふーん。そういう騒ぎ方をするのか。」と冷静に眺めることが出来るのではないかと思います。
目印を置いて投資の軸がブレないように舵取りをするのが、荒れそうな2022年の相場を乗り切るには良いかと。
ではまた。
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