インフレとかウクライナ情勢とか
このところ金融相場が下落している原因としてインフレ懸念とかウクライナ情勢が挙げられます。
コロナ対策での財政出動に起因するインフレは、過去の世界的な疫病の蔓延によるダメージが深刻だったことに比べると、まだマシ、というか過去に学んで間接被害を抑えるための影響で人類は進化したのかも、とまだ肯定的に捉えられるのですが、ウクライナ情勢は・・・この時代に愚か者が戦争を起こすかもというのは、「人類が進化したといってもこのレベルなのか・・・」と残念でなりません。
この情勢を受けて、投資系のトピックスとして色々な投資家の方の(主に悲痛な)つぶやきがTwitterに流れてくるのですが、その中に
「最近の下落に耐えられず、つみたてNISAの投資信託を全部売却しました。損失○○万円。」
というつぶやきがあって、本当?と心底驚きました。
ここ1、2年で投資を始めた方のようですがブログ著者の感覚でいうと、
先手7六歩、後手3四歩、先手2二角成、投了 みたいな印象。
デイトレードを行っているならいざ知らず、つみたてNISAという戦場で考えると、え?まだ開戦したばっかりじゃないの?と
思わざるを得ない。
確かに昨年・一昨年と、ウォーレン・バフェット氏がいう「ゆっくりお金持ちになりたいヒトなどいないよ」というインデックス投資を行っていても個別株やレバレッジ商品に投資しているかのような爆益を出せる相場だった訳ですが、そんな都合の良い相場がずっと続くなどある訳がありません。
キツイことを申し上げますが、インデックス投資をしながら自分は凄腕デイトレーダーになったつもりだったのかな、と。投資の目的と手段が一致しているのか反省された方が良いかと思います。今回の損失を勉強代として無駄にしないためにも。
勿論、投資は何があるか分かりませんので、この先何十年も世界経済がガタガタになって「あの時、投資を辞めていて正解だった。」という未来が訪れた暁にはブログ著者は先見の明がないボンクラ投資家だったと笑っていただいて結構です。
とはいえ、戦争なんていうろくでもない理由で経済が疲弊するのは何も良いことありませんので、平穏無事に解決してくれると良いのですが。
ではまた。
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