旅程
宿~乳頭温泉蟹場温泉~黒湯温泉~御座石神社~たつ子姫像~鏡石~田沢湖~たつこ像~浮木神社~なまはげ館~男鹿真山神社~入道崎~セイコーグランドホテル
朝食
あぁ、日本の和朝食。これだけでも日本に来て良かったと思います。
乳頭温泉郷 蟹場温泉
今日はあちこち観光しますよ。
先ずは、乳頭温泉。海外生活で大きなお風呂に飢えているのです。
立ち寄り湯があって、混浴なのだそう。
秋田には混浴の温泉がいくつかあり、『混浴なんて初めてだな。若い女性とかいたらどうしよう。』などとドキドキしながら向かったのですが、女性どころか、誰もいない貸し切り状態でした。
まぁ、日曜の朝っぱらから温泉に直行という観光客はそう多くないのかも知れません。
内風呂が大変いい雰囲気でした。
露天風呂は(寒くて上がりたくなくなる気がしますが)雪が沢山積もった時期に雪見風呂を体験してみたいです。
黒湯温泉
温泉のハシゴ。次は黒湯温泉です。
ここにも混浴露天風呂が。でも、お客さんの姿はなし。
こちらは山奥にある秘湯で、紅葉の時期までは営業していますが冬期(11月中旬~4月中旬)は休業になるようです。紅葉を見ながら露天風呂、というのも良いですね。
御座石神社
十分温泉を満喫したところで、田沢湖へ。
「社名は秋田藩主佐竹義隆公が田沢湖を遊覧した際、腰をかけて休んだことに由来します。」ということで拝殿には佐竹氏の旗印佐竹扇が掲げられています。
鳥居が田沢湖畔に建っており、こちらを撮影する観光客が沢山いました。
たつ子姫像
境内には辰子姫伝説の主人公、たつ子姫の像が建っています。
辰子という美しい娘が、いつまでも若く美しくありたいと願って百日参りをすると、観音様が表れて山の北の泉の水を飲めば永遠の若さを手に入れることが出来るが、ヒトには過ぎた願いだ、と諫められたものの辰子は泉の水を飲んだ。飲んでも飲んでも喉が渇き、水を飲み続けた結果、いつしか龍の姿になっていた。田沢湖に潜り、主となった。
龍の姿になって永遠の若さを手に入れて幸せだったのかは分かりませんが、美貌にご利益があるパワースポットとして人気があるのだそう。
鏡石
辰子が龍になる前、山の中に鏡のように(鏡がない時代なのでこの表現が正しいのか分かりません)輝く石を見つけ、石の前で髪を結っていた、という言い伝えがある石。
石に近付くことはできませんが、展望台から見たところ長い年月で風化して正面に立ってもとても姿は映らなさそう。
田沢湖
美しい辰子が田沢湖の主になったからなのかは分かりませんが、田沢湖は水深423.4mと日本一深い湖で、とても透明度が高く、冬場も凍結しないのだそうです。
透明度が高い理由は、河川の流入がなく湧水で保たれている湖で、雨水により濁ることがないからのようですが、確かに、すごく水が澄んでいます。
たつこ像
田沢湖の写真といえば、この像と澄んだ湖の写真というほど代表的な観光スポット。1968年に建てられたブロンズ像ですが金色に輝いています。流石に写真撮影する方多数。
浮木神社
たつこ像のすぐ側に田沢湖に突き出した浮木神社があります。
人気観光スポットの側にあり、御守りその他を前面に押し出している小さい社なので、どうにもお土産物屋さんっぽい雰囲気。。
なまはげ館
さて、田沢湖から一路日本海を目指して、男鹿半島へ。
秋田名物といえば、きりた・・・ではなく、なまはげですよね。
「悪い子は居ねがー。」
『なまはげ館って、なまはげが居るの?』と思って入館したのですが、
居ました。たくさん。全部で110体もいらっしゃる。明るい館内に展示されているので、そうでもないですが、大晦日の夜にこんなのが家に来たら怖すぎます。
すっかりなまはげの魅力に憑りつかれてしまった貴方は、なれます!なまはげ。
なまはげの面や衣装を身に着け記念撮影ができる無料コーナー。
面を付け、ミノを身にまとい、画面下中央の大きすぎる出刃包丁を握ればあら不思議。貴方も憧れのなまはげに変身です。
男鹿真山伝承館
『返信できたとはいえ、やはり本物を見てみないとちゃんとなまはげになれるか不安・・・』
そうですよね。やっぱり初めてなまはげになるには不安が伴うもの。でも、ご安心ください。間近で見学できる施設があるんです!
ということで、男鹿真山伝承館にやってきました。ここでは大晦日に真山地区で行われるなまはげ行事の様子を、毎日所定の時間に再現しており体験することが出来ます。
全体で20分位で、民家に見立てた建物に上がって見学するスタイルなので、芝居小屋で小芝居を見に来た感覚。ただ、実際の行事を再現しているので映像を見るのとは迫力が違い興味深かったです。
地域によっては、なまはげになれるのは独身男性のみ、と制限があるようですが、私は特に問題ないし。「なれるかも?」
男鹿真山神社
平安時代以降、神仏習合の霊山として信仰を集めたところ。山登りしないといけないので観光客は少なくひっそりしていました。
さらに神社の横に階段が続いており、
さらに登っていくと、真山神社薬師堂があります。まさに神仏習合といった感じでした。
入道崎
そろそろ日が傾いてきました。
男鹿半島の先端、入道崎へ。
入道崎一帯は観光地になっており、灯台があったり、
無数の岩礁地帯が続いていたり、
ちょうど北緯40°の地点にあるらしく、モニュメントが並んだりしています。
人懐っこい三毛猫も居ました。
セイコーグランドホテル
本日の宿泊先は、男鹿半島にあるセイコーグランドホテル。
ホテルの周辺は温泉街で何軒かホテルが集まっている模様。
夕食は個室タイプの部屋で懐石料理で周囲を気にせず食事が出来て良いのですが、
炊き込みご飯の出来上がりに時間が掛かり、おかずを食べつくしてしまうのが少々残念。
五風なまはげ太鼓ライブ
ホテルの近く男鹿温泉交流会館「五風」というところで、毎日なまはげ太鼓ライブ、というイベントが開催されているらしいので行ってみることにする。
会場に着くと、周辺の温泉宿からも浴衣姿の観光客がぞろぞろ集結。大盛況でした。
なまはげに扮した方々が和太鼓を演奏したり、
ダンスというか、舞というか、を踊ったり。
温泉地のイベントでしょ?とそれほど期待をしていなかったのですが、想像以上の迫力があり、観に行って良かったと思いました。
最終日に続く。
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