旅程
仁川国際空港~秋田空港~角館武家屋敷通り~石黒家~桜の里~角館駅~新潮社記念文学館~桜のトンネル~田沢湖高原リゾートホテルニュースカイ
よい秋夕(チュソク)を
韓国では旧盆(旧暦の8月15日)とその前後にお休みがあり、連休となります。
この機会に日本でまだ行ったことがない県、秋田を目指すのですが、連休に海外旅行という韓国人が多数いるようで、仁川国際空港の手荷物検査を待つ行列が凄まじいことになっています。
ブログ著者は都心空港ターミナルCOEXというところで、チェックイン、スーツケースの預け、出国スタンプも押してしまっているので、専用ゲートからショートカット可。繁忙期はこの方法が凄く便利。
角館武家屋敷通り
秋田行きの便もほぼ満席。ほぼ韓国人。秋田ってそんなに人気があるんですかね?
さて、無事入国手続きを済ませ、レンタカーを借り、一路角館へ。
町全体が古い武家屋敷のある街並みを保全しているようで、ちょっとタイムスリップしたかのよう。
石黒家
何軒も武家屋敷が並ぶが、現存する武家屋敷で最も古く一般公開されている石黒家へ。佐竹家の家臣で勘定役を担当していた家だそう。
勘定役とはいえ、立派なお屋敷。着物や鎧、刀剣、当時の生活用品など色々と展示されており、案内を受けることが出来ます。
桜の里
お昼もだいぶ、というか夕方になる時間でおなかが空いてきました。
角館の名物というのが思い浮かばなかったのですが、「究極親子丼」という垂れ幕が目に入り、入店。
究極かどうかは別として、美味しゅうございました。
角館駅
角館駅へ。駅の外観も江戸屋敷風。
駅構内はいたって普通、ですがここに秋田新幹線が走ってる(東京まで1本の列車で行ける)と思うとワクワクします。
新潮社記念文学館
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であつた。」と川端康成の『雪国』の本のオブジェがひときわ目を引く新潮社記念文学館へ。
新潮社の創立者、佐藤義亮が角館出身ということで記念館が建てられているのだそうで。
正直、このオブジェが無ければ知らずに通り過ぎてしまうところでした。
佐藤義亮の意志を受け新潮社の全刊行物は町立角館図書館に寄贈され続けているのだそう。
川端康成の雪国もそうですが、岩本隆雄の星虫も所蔵されているのだろうか。(新潮社と聞いて、真っ先に思いついたのがこの本だった。)
桜のトンネル
駅から少し離れた桧木内川沿いに有名な桜並木が続いているらしく、川沿いまで歩いてきてみました。
まぁ、桜の時期ではないので、『桜満開の時期はまさに桜のトンネルだろう。』と想像するのみ。
もう少し遅い時期だと角館は紅葉も綺麗だそうです。
田沢湖高原リゾートホテルニュースカイ
本日の宿は田沢湖近くのリゾートホテル。
早々に日が暮れてしまい、田沢湖の観光は明日へ持ち越し。
宿に到着し、夕食です。
ちゃんと各テーブルに当日のお品書きがあったり、ビジネスホテルっぽい名前で侮っていましたがしっかりとしたリゾートホテルでした。
「温茶碗蒸しとんぶりあんかけ」と「鯛薄づくり(刺身)」が美味。
とんぶりが食用にされたのは秋田がルーツだそうで、ご当地食という感じでしょうか。
食後にひとり酒盛り
日本のメジャーなビールは酒税の関係で、日本より韓国のスーパーで買う方が安かったりしますが、地ビールとなると韓国では手に入りません。(韓国のビールはHite、Cassなど薄いビールが主流で物足りない)
せっかく日本に来たので普段飲めないビールを飲み溜め。
田沢湖の地ビール『ブナの森』
その名の通り、日本で唯一ブナの天然酵母を使用しているのだそう。上面発酵のエールではありますが、わりとスッキリ。
秋に日本に来たならこれを飲んでおかないと。ブログ著者が最も好きな期間限定ビール。秋の美味しい和食には、こういうしっかりした味わいのビールが合う気がします。
二日目に続く。
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