300株以上の株主には良いけど。。
長瀬産業から『株主優待制度の変更に関するお知らせ』が到着。
「株主還元の公平性および株主配当と株主優待とのバランス・・・を踏まえ検討した結果」の優待制度変更だそうですが、今回の変更をまとめると、
- 半年未満保有の株主への優待廃止
- 100株以上300株未満保有の株主は優待グレードダウン
- 300株以上3年以上継続保有の株主は優遇
となります。
1.は優待品目当ての短期ホルダーへの優待を廃止するもので、長期保有株主を増やしたい企業側の意向は理解できるし、他の日本企業も含めた潮流なので致し方なし。
2.は100株以上300株未満の長期保有株主への優待を
3年未満:3,000⇒1,500円相当のカタログギフト
3年以上:5,000⇒3,000円相当のカタログギフト
へとダウングレードするもの。
株主優待目当ての個人投資家が最も多いボリュームゾーンだと思いますし、ブログ著者もここに該当するので言わせてもらいますが、長期保有の株主に対するこの仕打ち、酷くないです?
3.は以前は1,000株以上3年以上保有で7,000円相当だったカタログギフトが300株以上3年以上保有で10,000円相当にグレードアップするので個人投資家でも手が届きやすくなった、と言えるかも知れませんが、3年以上継続保有しなければ特典が得られませんので、長期保有しても2.のように制度改悪される可能性を考えると信用して追加投資する気にはなりません。
株主還元の公平性を謳うなら
株主還元を公平に行うのであれば、日本独自の株主優待制度など止めてしまってすべて配当金で還元すれば良いのではないかと思います。
ブログ著者が株主優待が好きな理由は、
- 概ね、1単元だけ株を持っているような少額投資家に有利
- 配当金と違い国に税金を取られずに済む
- 優待を通して企業の事業内容を理解することが出来る
という点にあります。
完全に平等であれば、資金力のある大口投資家が圧倒的に有利で、真っ当だけれど資金力のない個人投資家には面白味が無くなるだろうと思います。
同社の今後の配当性向を見つつ、継続保有するか手放すか考えたいと思います。
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